アマルガム水銀の害
皆さんのお口の中に、写真のような銀の詰め物はありませんか?
この金属は「アマルガム水銀」といいます。 アマルガムの約50%は水銀です。
あの水俣病の原因となった重金属です。
水銀の毒性のメカニズム
- 極めて少量で神経生成に影響する(神経毒性が強い)
- 酵素反応を邪魔する
- ミネラル輸送を障害する
アマルガム水銀と関連のある疾患
自己免疫
関節炎、多発性硬化症、ルー・ゲーリッグ病(ALS)、パーキンソン病、筋肉振戦、アルツハイマー病、筋肉および関節痛、線維筋痛、クローン病、自己免疫疾患、硬皮症、慢性疲労症候群(CFS)、子宮内膜症、糖尿病
神経(精神)
記憶喪失(もの忘れ)、うつ病、統合失調症、不眠症、怒り(切れる)、心配症、精神の混乱、末梢神経機能障害(ニューロパシー)/感覚異常、耳鳴り、めまい(浮遊感)/真正めまい、頭痛/片頭痛、てんかん、注意欠陥障害(ADD)、自閉症、失読症、学習障害、難聴
口腔
歯周病、口腔扁平苔癬、アマルガムの刺青、金属の味、口臭、白板症(前癌状態)、口内炎
免疫
アレルギー、喘息、化学物質過敏症、湿疹、乾癬、その他の皮膚病、免疫力低下、抗生物質に対する耐性化
心血管
頻脈、不整脈、動脈硬化症、高血圧症
ホルモン
甲状腺機能低下症、副腎病、慢性の冷え症、橋本病、脱け毛
生殖・発達
不妊、精子減少症、生理前症候群(PMS)、自然流産、心身障害児の誕生、発達障害、学習障害児
眼
炎症、虹彩炎、乱視、近視、白内障、黄斑変性、色盲、視覚錯乱
アマルガムに関する研究によって、歯科材料で使われたアマルガムは3年以内に劣化し始め、10年後には総重量の約73%が減少すると分かっています。
つまり、アマルガムは口の中で腐食し続けて水銀が体内に吸収されているというのです。
アマルガムから水銀が溶けだすのは、2つのルートがあります。ひとつは唾液が電解液として作用し電流が流れることによって溶出します。もう一つは咬むときに生じる摩擦による熱や、熱い食べ物や飲み物によってアマルガムに含まれている水銀が蒸発します。
世界で相次ぐ規制・訴訟
アマルガムを規制する動きが各国で進んでいます。 1987年にはスウェーデン政府が妊婦にアマルガムの詰め物をしないよう警告を発表、98年にはイギリスでも同様の発表をしています。もちろん、理由はアマルガムに含まれている水銀が母体から胎児に移って悪影響を及ぼすことを懸念したからです。
カリフォルニア州知事は水銀撤廃の法制化に向けて法案を提出しました。法案には、水銀を使用した体温計の撤廃も含まれています。「水銀は地球上の生物に蓄積する持続的毒性の高い毒物である」としています。また、消費者団体が訴訟を起こしています。
このほか、コロラド州ではすでに数年前から、アマルガム充填の制限が法制化されています。
また、2000年にはメーン州、アリゾナ州で「歯科医師は水銀の潜在リスクに関する詳しい情報を患者に提供すること」が義務化されました。
歯科用アマルガムが撤廃され、アマルガム充填が過去の遺物となる事はもはや間違いないようです。
現在、あらゆる医療から水銀使用を撤廃しようという動きがあり、対象は、体温計、ワクチン、消毒剤も含まれております。政策的に見ても、医学的に見ても、この流れの中、口の中でそれが使われ続ける事は矛盾していることは間違いないのです。
アマルガム水銀の除去
多くの歯科医師はアマルガムに汚染されています。 アマルガム使用の歯科医は非使用の歯科医に比べて集中力低下、感情的不安定、気分障害がより多く見られる。
除去の実際
- 除去の3日前からデトックスサプリメント(ビタミンB、αリポ酸、ヘム鉄、亜鉛)のサプリメントを飲んでいただきます。
これは厳重に注意して除去をしても、吸い込んだりして微量に体内に入る水銀をデトックスするためです。 - 当日、処置直前にビタミンC(リポカプセルビタミンC 3包)を飲んでいただきます。
- 念入りに準備された環境で(①)できるだけ、短時間で終わらせるように除去に当たります。(①:酸素マスク、口腔外バキューム、ラバーダム、手術着・帽子、水銀用防塵マスクなど)
1回に除去するのは最大3歯までです。それ以上になると、リスクが高まってくるからです。4歯以上ある場合は、約1か月のインターバルをおいてから行います。 - 除去後、4日間、デトックスサプリメント(ビタミンB、αリポ酸、ヘム鉄、亜鉛)のサプリメントの服用を続けていただきます。
アマルガム除去の費用
基本料 | 22,000円 |
---|---|
アマルガム除去1歯につき | 8,800円 |
CR充填 | 55,000円 |
ジルコニアセラミックインレー | 176,000円 |
税込価格です。
(アマルガム除去後のドックベスト代、印象代を含む)
アマルガム除去後、ドックベストセメントを塗布し予防的な処置を行います。