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2023.11.23

歯と歯の間に虫歯ができた!原因と治し方、予防法を解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

虫歯治療

歯と歯の間は、特に虫歯になりやすいデリケートな場所です。なぜ虫歯ができやすいのか、虫歯ができたらどのように対処すればよいのか、予防法はあるのかなど、疑問を持つ方は多いでしょう。

今回は、歯と歯の間の虫歯の原因や発見したときの対応、日常でできる予防法について解説します。正しいケアで、歯間の健康を守りましょう。

歯と歯の間の虫歯の特徴

歯と歯の間の虫歯

歯と歯の間の虫歯は目で見て確認しにくく、気づいたときには進行していることが多くあります。食べ物の残りやすい歯と歯の間は虫歯のリスクが高く、プラーク(歯垢)が蓄積しやすいのです。

歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいです。食べカスが挟まりやすく取り除きにくいため、虫歯の原因となる細菌の温床になりやすいといえます。さらに、視認することが難しいので、悪化することも多いです。

初期の虫歯は痛みなどを感じることなく進行するので、定期的な歯科検診でチェックしてもらうことが非常に重要です。

歯間の虫歯は発見が遅れやすいだけでなく、進行が早いといわれています。歯と歯の間は接触面積が小さいため、少しの脱灰(歯のミネラルが溶けること)で穴があきやすいのです。

また、歯と歯の間の虫歯は根元近くまで達しやすく、治療が複雑になることも多いです。治療費が高額になるケースも少なくありません。

歯と歯の間の虫歯に限らず、虫歯が神経に達していない初期の段階では痛みがないのが一般的です。歯のエナメル質は無神経で、虫歯がエナメル層に限定されている場合は痛みを感じません。

しかし、虫歯が歯の内部にある象牙質へ進行すると、痛みが出始めます。象牙質には神経が通っており、冷たい飲食物、甘いもの、熱などの刺激によって痛みが引き起こされることがあります。

歯と歯の間に虫歯ができる原因

ケーキを食べる女性

歯と歯の間に虫歯ができるのは、食べカスが挟まりやすく、歯ブラシだけでは清掃できないからです。食後に歯磨きを怠るとプラークが形成され、酸が歯を溶かして虫歯になります。フロスや歯間ブラシの使用を怠ることでも、隠れた部分のケアが不十分となり虫歯のリスクを高めるでしょう。

歯と歯の間の清潔に保つことの難しいです。歯ブラシの毛が届きにくいので、食べカスが溜まりやすく、虫歯菌が繁殖すのです。

食習慣も、歯と歯の間の虫歯の大きな原因のひとつでしょう。甘いものや粘着性のある食べ物は、歯と歯の間に挟まりやすいです。汚れを放置すると、糖分が虫歯菌のエサとなり繁殖します。

特に、スナック菓子やソフトドリンクなどの頻繁な摂取は、虫歯リスクを高めるでしょう。

歯と歯の間にできた虫歯の治し方

虫歯の治療

歯と歯の間にできた虫歯は、初期段階ではフッ素塗布で再石灰化を促して改善を目指します。進行した場合は、処置が必要になるでしょう。定期的な歯科検診で隠れた虫歯を見つけ出し、適切な治療を受けることが大切です。

歯と歯の間にできた虫歯を治すためには、早期発見と早期治療が何よりも重要です。初期の虫歯は自覚症状がないことも多く見逃す方も少なくありませんが、初期段階で発見できれば複雑な治療は必要ありません。

定期的な歯科検診は早期発見に不可欠で、レントゲン撮影を通して肉眼では見えにくい歯と歯の間の虫歯を発見できます。早期に治療を行えば、歯を大きく削ることなく小さな治療で済むことも多いのです。

治療法

詰め物・被せ物による治療が一般的です。虫歯になった部分を取り除いたあとに、人工の材料を詰めることで歯の機能を回復させます。使用される材料には樹脂やセラミックなどがあり、色や質感が天然歯に近いものを選ぶことができます。

歯と歯の間に虫歯ができないようにするには

歯磨き治療

歯と歯の間の虫歯予防には、毎日の丁寧な手入れが欠かせません。なにより、初期の虫歯を見逃さないことが大切です。

丁寧に歯磨きを行う

歯と歯の間の虫歯に限りませんが、虫歯を予防するには日頃の歯磨きが最も重要です。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスも使用して口内の汚れをしっかりと除去しましょう。

歯ブラシは、歯に対して45度の角度で当てて細かく動かしてください。大きく動かすのではなく、1本ずつ磨くことが重要です。

歯間ブラシとフロスの正しい使い方

歯と歯の間の虫歯を防ぐためには、歯間ブラシやフロスを使った丁寧なデンタルケアが有効です。歯間ブラシやフロスを使えば、歯ブラシだけでは届きにくい狭いスペースの食べカスやプラークを除去できるでしょう。

歯間ブラシは、ご自身に適したサイズを選ぶことが重要です。歯と歯の間のすき間にぴったりと合うサイズを選び、歯肉を傷つけずに挿入できるものを使用しましょう。

ブラシを歯間にゆっくりと挿入し、前後に動かしてプラークを取り除きます。強く押し込むと歯肉を傷つける原因になるので、優しく丁寧に行いましょう。

フロスには、ホルダータイプと糸巻きタイプがあります。ホルダータイプは持ち手がついているので、初心者でも使いやすいでしょう。

糸巻きタイプは、持ち手がついていないフロスだけで使用するものです。約40cmの長さを切り取って両端を中指に巻きつけて使います。

親指と人差し指でフロスを支え、歯と歯の間に優しく入れて歯に沿って上下させ、プラークや食べカスを取り除きます。歯間ブラシと同様に、力を入れすぎると歯肉を傷める可能性があるので気をつけてください。

定期的に歯科医院を受診する

ご自宅でのケアだけでなく、プロによるケアも重要です。定期的に歯科医院を受診することで、ご自身では見つけられない初期の虫歯を見つけてもらえます。早期に治療を受けられれば、歯を失う可能性を低減できるでしょう。

歯科医院の定期検診では、クリーニングも行ってもらえます。歯科医師や歯科衛生士が行うプロフェッショナルクリーニングでは、ふだんのブラッシングでは落とせない頑固なプラークや歯石を除去できます。口内を徹底的に清潔にすることで、虫歯を予防できるのです。

歯科検診では、フッ素塗布など、虫歯予防のための処置が提案されることもあります。フッ素は歯質を強化し、虫歯菌の働きを抑制する効果があるので、虫歯を予防できるでしょう。

ブラッシング指導を受ける

定期的に歯科健診を受けてブラッシング方法を見直すことも重要です。虫歯の予防には丁寧な歯磨きが効果的ですが、正しく磨けていなければ意味がありません。

歯科検診では、ブラッシング指導も行っています。歯科医師や歯科衛生士が歯並びや磨き方の癖、磨き残しやすい部分などを確認し、適した磨き方を指導してくれます。フロスや歯間ブラシの使い方も教えてもらえるでしょう。

日常のケアの質が高まれば、虫歯を効果的に予防できます。積極的にブラッシング指導を受け、歯磨きの質を高めましょう。

まとめ

虫歯が治った女性

歯と歯の間は虫歯ができやすく、気をつけていても発見しにくい場所です。定期的に歯科医院を受診し、早期発見・早期治療に努めることが非常に重要です。

歯と歯の間の虫歯は進行が早く、治療も複雑になることが多いでしょう。そのため、予防することも大切です。

歯ブラシだけでは清掃が難しいので、フロスや歯間ブラシを使ってプラークを除去しましょう。甘いものや粘着性のあるものを食べたあとは、すぐにうがい・歯磨きをするなど、虫歯を予防してください。

初期段階での虫歯は、フッ素塗布での治療が可能です。進行した場合は専門的な治療が必要になるでしょう。

ご自宅での正しいケアと定期的な専門家によるチェックが、歯と歯の間の虫歯を防ぐために欠かせません。定期的な歯科検診で隠れた虫歯を発見し、早期治療を心がけましょう。

虫歯でお悩みがある方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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