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2024.07.11

歯医者の定期検診はどれくらいの頻度で行くべき?メリットも解説

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

歯科検診イメージ

健康的なお口を維持するためには、毎日の丁寧なセルフケアと歯医者での定期検診が欠かせません。食事の都度歯磨きをしていれば口腔内はある程度清潔に保てますが、完璧に磨き残しをなくするのは難しいです。

歯垢や歯石を除去するためには定期的に検診を受けることが重要です。では、どれくらいの頻度で歯医者の定期検診に通うとよいのでしょうか。

今回は、歯医者の定期検診に通う適切な頻度や、定期検診で行う内容、費用について解説します。お口の健康を守るために定期検診を受けたいとお考えのかたは、ぜひ参考にしてください。

歯医者で定期検診を受ける頻度は?

歯医者で定期検診を受ける頻度イメージ

歯医者で定期検診を受ける頻度は、3か月〜4か月に1回が推奨されています。

しかし、定期検診を受ける頻度はお口の状態によって異なります。虫歯や歯周病の治療を終えたばかりの方や頻繁に歯のトラブルが起こりやすい方の場合は、1ヶ月~2ヶ月に1回の頻度で検診を受け、経過を観察する必要があるでしょう。

歯医者で定期検診では何をする?

フッ素を塗ってもらっている患者

定期検診では、お口の中の状態を確認するだけではなく、歯垢や歯石の除去、ブラッシング指導などを行って患者さまのお口の健康を守ります。歯医者の定期検診で行う内容について、以下に詳しく解説します。

歯や歯茎の状態のチェック

まず歯や歯茎の状態をくまなくチェックします。特に詰め物や被せ物など、一度治療を行った部分や歯と歯の間、奥歯などはトラブルが起こりやすいです。患者さんに自覚症状がなくても、すでに虫歯になっていることもあるので、専門的なチェックが行われます。

また、歯周ポケットの深さをみて、歯周病の傾向があるかをチェックします。

歯のクリーニング・歯石除去

どの部分に磨き残しがあるかを確認しながら、歯のクリーニングを行います。歯医者の定期検診では専用の機械や器具を使用して、普段の歯磨きでは落としきれない汚れを徹底的に除去します。

また、歯に付着した歯石も除去します。歯石とは、歯に付着した歯垢が石灰化してかたくなったものです。歯石は普段の歯磨きでは落とせないため、歯医者で以下のような機械や器具を使用して除去してもらう必要があります。

超音波スケーラー

超音波スケーラーとは、歯石に振動を加えて除去する機器です。歯周ポケットの深い部分や歯石の量が多い場合も効率よく除去できるのが超音波スケーラーです。

患者さまにとって負担の少ない方法ですが、歯の表面に小さな傷がつく可能性もあります。振動や音が苦手という方もいるでしょう。

エアースケーラー

エアースケーラーとは、空気の力によって歯石を除去する機器で、振動が少ないのが特徴です。超音波スケーラーでは除去しにくい、歯の裏側や歯周ポケットの奥の歯石も除去できます。

超音波スケーラーよりも使用時に痛みが少ないですが、歯石の除去に時間がかかることもあります。

ハンドスケーラー

ハンドスケーラーとは、手に持って歯石を除去する器具です。超音波スケーラーで除去しきれない歯石は、ハンドスケーラーを使って除去します。ハンドスケーラーを使用することで歯周ポケットの浅い部分に付着した歯石も除去できます。

ブラッシング指導

歯医者の定期検診ではブラッシング指導も行います。毎日自分では丁寧に磨いているつもりでも、磨き方には癖があり、磨き残している箇所はあるものです。

ブラッシング指導では歯ブラシの当て方だけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具の使い方についてもアドバイスを行います。ブラッシング指導を受け、ご自身の歯並びに合った歯磨きの仕方を習得し、自宅で実践することで、虫歯や歯周病の予防効果が高まります。

フッ素塗布

フッ素塗布とは、歯の表面に虫歯予防に効果があるフッ素を塗布する処置です。フッ素には、以下の3つの効果があります。

・歯質を強化する
・歯の再石灰化を促す
・虫歯菌の働きを抑制する

歯科医院では、高濃度のフッ素を塗布するため虫歯予防に効果的です。フッ素の効果は3か月持続するといわれています。そのため、3か月に1回の頻度でフッ素塗布を受けることが推奨されています。

歯科・健康相談

顎が痛い・噛みにくい・飲み込みにくいなど、虫歯や歯周病以外の口腔機能についても相談にのっています。これらのお悩みがある方は、定期検診の際にぜひご相談ください。特にお子様の場合は、これから健康な歯を育てていくために食事内容やおやつのタイミングなどを指導します。

歯医者で定期検診を受けるメリット

歯医者で定期検診を受けるメリットイメージ

歯医者で定期検診を受けると多くのメリットがあります。ここでは、歯医者で定期検診を受けるメリットについて解説します。

口腔内の異常を早期に発見できる

定期検診を受ける最大のメリットは、自分では気づけない虫歯や歯周病などの口腔内の異常を早期に発見できることです。虫歯も歯周病も初期の段階では痛みや違和感が少ないため、気づけない場合があります。

定期的に検診を受けていれば、万が一、虫歯や歯周病などの口腔内トラブルが起こっていても早期に発見できるでしょう。早期に発見できれば、大掛かりな治療をせずに済むケースが多く、治療費も抑えられます。

また、詰め物や被せ物に異常がないかも確認してもらえます。特に詰め物や被せ物の下が虫歯になっていたり、欠けていたりしても、自分ではなかなか気づけません。定期的に歯科検診を受けることで、これらの異常も早期に発見できるでしょう。

口腔内を清潔に保てる

歯垢や歯石が蓄積されれば蓄積されるほど、虫歯や歯周病のリスクが高まり、口腔内は不衛生な状態になります。定期的に歯科検診を受け、歯垢や歯石を除去してもらうことでお口の中を清潔に保てるでしょう。

さらに、ブラッシング指導で教えてもらった歯磨きの仕方を実践することで、口腔内を清潔に保て、虫歯や歯周病を予防できます。

治療費を抑えられる

予防歯科という言葉があります。日本でも口腔内にトラブルが生じてから歯医者に行くのではなく、お口のクリーニングや歯磨き指導、歯科相談を通して予防するということが根付いてきています。

虫歯や歯周病は歯を失う原因です。虫歯・歯周病の治療を受ける場合や、これらによって歯を失った場合には、高額な治療費がかかるでしょう。定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病を予防できれば、将来的にかかる治療費を抑えることにつながります。

定期検診の費用

定期検診の費用イメージ

歯医者の定期検診は、保険が適用されます。3割負担の方の場合は、1回で2,500円~3,000円程度です。レントゲン撮影を行う場合は、それに加えて別途で1,000円~1,500円程度の費用がかかることもあります。

以前は予防のために行う定期検診は保険が適用されませんでしたが、20204月の診療報酬改定により、予防のためであっても一部保険が適用されるようになりました。

ただし、自由診療で行う歯のクリーニングもあります。例えば、着色汚れを落としたい、1回の通院ですべてきれにしたいといった特別な要望をかなえる場合です。

クリーニングの内容やケアにかかる時間などが保険適用のものとは異なるので、その分費用は高くなります。自由診療の定期検診の費用は内容によって異なりますが、1万円程度かかる場合もあるでしょう。

まとめ

定期健診を受けている患者

歯医者の定期検診では、歯や歯茎の状態をチェックしたり、歯のクリーニング・歯石除去をしたりします。また、ブラッシング指導を行う場合もあるでしょう。定期検診を受けることで、万が一お口の中にトラブルは起こっていても早期に発見・対処できます。

また、お口の中を清潔に保てるため、虫歯や歯周病を防ぐことにもつながるのです。これらを防ぐことができれば、将来的にかかる治療費を抑えることにもつながるでしょう。

症状がないからこそ「わざわざ歯医者に行くのは面倒くさい」「虫歯がみつかったらどうしよう」と悩む方もいますが、患者さんの負担を軽減するためにも、定期検診は受けましょう。

予防歯科を検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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