こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。
小児矯正の費用は、1期治療と2期治療を受けるかによって大きく異なります。
今回は、小児矯正の費用について解説します。小児矯正で使用する装置や、小児矯正を安くする方法などもご紹介するので、小児矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目 次
小児矯正で使用する装置
小児矯正で使用する主な装置は、以下のとおりです。
・可撤式矯正装置
・固定式矯正装置
・顎外固定装置
それぞれ解説します。
可撤式矯正装置
可轍式矯正装置とは、マウスピースタイプやプレートタイプなど、取り外しができる矯正装置です。
自分で矯正装置を取り外せるので、歯磨きや食事はふだんどおりに行えます。虫歯や歯周病のリスクを減らし、ストレスなく治療を進められることがメリットです。こどもへの負担も比較的少ないので、はじめて矯正治療を行う場合に適しています。
矯正装置の取り外しが自由にできるので、装着時間が短くなることがあるでしょう。装着時間が短いと、計画どおりに歯が移動しません。自己管理が必要なことが、可撤式矯正装置のデメリットです。
固定式矯正装置
固定式矯正装置とは、歯に矯正装置を固定する矯正装置です。
歯科医院で専用の器具を使わないと取り外せないので、矯正装置の装着時間を管理する必要がなく、計画どおりに歯を移動できることがメリットでしょう。矯正装置を装着したばかりの頃は違和感をおぼえる方が多いですが、しばらく装着していると慣れて違和感は消失します。
矯正装置に食べかすや歯垢が付きやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まることがデメリットでしょう。丁寧にブラッシングを行う必要があります。
顎外固定装置
顎外固定装置とは、口の外に装着する矯正装置のことです。ヘッドギアやチンキャップなどが挙げられます。
1日12時間以上装着しなければならないため、基本的に家にいる間は装着して過ごします。就寝時も装着しなければならないでしょう。
慣れるまでは違和感が強く、途中で矯正治療をやめるケースも多いです。保護者の方の適切なサポートが非常に重要な装置といえます。
小児矯正の費用
小児矯正にはさまざまなプロセスがあります。小児矯正にかかる費用は、プロセスや治療に使用する装置によって異なるでしょう。
小児矯正のプロセスは、以下のとおりです。
・カウンセリング
・精密検査
・1期治療
・2期治療
・保定期間
それぞれの費用を解説します。
カウンセリング
カウンセリングでかかる費用は、無料〜5,000円程度です。希望している治療方法や現在抱えている悩みなどを相談します。
歯科医院によって異なりますが、無料でカウンセリングを実施している歯科医院も多いです。小児矯正について少しでも気になることがあれば、気軽に相談しましょう。
精密検査
精密検査にかかる費用は、無料〜50,000円です。口内や顔のレントゲン撮影などを行い、矯正治療を実施するうえでの問題点を確認します。精密検査の結果を参考に、具体的な治療計画を立てます。
虫歯や歯周病がある場合は、矯正治療を行う前に治療するのが一般的です。
1期治療
1期治療とは、乳歯から永久歯に生え変わる時期のこどもに行う治療です。成長・発育を利用して、歯が並ぶためのスペースを確保します。
マウスピース矯正や床矯正などで治療を行います。費用の相場は、100,000〜500,000円です。
<1期治療で使用する矯正装置と費用>
矯正装置の種類 | 費用 |
---|---|
マウスピース矯正装置 | 100,000〜500,000円 |
床矯正装置 | 100,000〜400,000円 |
拡大装置 | 100,000〜400,000円 |
歯科医院によっても費用が大きく異なるので、詳しい費用を知りたい方は歯科医院を受診して相談してください。
2期治療
2期治療とは、永久歯が生えそろってから行う治療です。大人に行う矯正治療と同じ内容で、ワイヤー矯正やマウスピース矯正によって歯並びや噛み合わせを整えます。
<2期治療で使用する矯正装置と費用>
矯正装置の種類 | 費用 |
---|---|
ワイヤー矯正(表側) | 200,000〜1,000,000円 |
ワイヤー矯正(裏側) | 300,000〜1,500,000円 |
マウスピース矯正 | 100,000〜1,000,000円 |
1期治療から2期治療に移行して治療を行う場合、通常の矯正治療よりも費用を安く抑えられることが多いです。奥歯を含む全体矯正をするのか、部分矯正をするのかによっても、費用が大きく異なります。
保定期間
矯正治療後は、リテーナーとよばれる保定装置を装着して、歯の位置を固定する期間が必要になります。保定期間にかかる費用は、無料〜100,000円です。
リテーナーには、マウスピースタイプやワイヤータイプなどの種類があります。こどもに合ったタイプを選びましょう。
保定期間は2〜3か月に1回の頻度で通院が必要になるので、診察料やリテーナーの調整料が必要になることがあります。あらかじめ歯科医院に確認しましょう。
小児矯正は保険・医療費控除の対象になる?
小児矯正は、原則として自由診療になるので、保険適用外です。先天的な病気による噛み合わせの異常や、顎の変形などが原因で矯正治療を受ける場合は、保険が適用されることがあります。
医療費控除は、基本的に対象になります。治療目的ではなく、審美目的で治療を受ける場合は、医療費控除の対象とはなりません。
小児矯正の費用を安くする方法はある?
小児矯正の費用を安くする方法は、以下のとおりです。
・安価な装置を選ぶ
・部分矯正で治療できるか検討する
・適切な支払方法を選ぶ
・矯正装置の装着時間を守る
それぞれ解説します。
安価な装置を選ぶ
小児矯正の費用を安くするには、なるべく安価な装置を選びましょう。
ワイヤー矯正では、ブラケットを装着する位置(歯の表側か裏側か)や、ワイヤーの色などによって費用が大きく変動します。マウスピース矯正は、メーカーや歯科医院によって費用が大きく異なります。
しかし、費用だけで治療方法を選ぶことは避けてください。品質が下がり、治療効果を十分に得られない可能性があります。治療期間が長引くことで、治療にかかる総額が高くなることもあるでしょう。
費用や効果、こどもに合っているかなど、治療方法は総合的に選ぶ必要があります。
部分矯正で治療できるか検討する
部分矯正で治療できれば、費用を安く抑えられます。ワイヤー矯正はもちろん、マウスピース矯正でも部分矯正を行うことが可能です。
部分矯正の場合、治療期間も短くなるメリットもあります。部分矯正が適しているケースは少ないので、担当の歯科医師と相談して決定してください。
適切な支払方法を選ぶ
適切な支払い方法を選ぶことで、小児矯正の費用を安く抑えられます。歯科医院によって異なりますが、以下の支払い方法を選べるのが一般的です。
・処置料別払い制
・トータルフィー制
処置料別払い制は、処置するたびに費用を支払う方法です。分割払いのように支払いができるので、手元にまとまったお金がない方でも治療を受けやすいでしょう。
しかし、治療期間が長くなると治療費が高くなるリスクがあります。
トータルフィー制は、治療が完了するまでのトータル費用を換算して、最初に総額費用を支払う方法です。治療が延びた場合でも、追加費用が発生することはありません。
治療内容やご自身の経済状況に応じて適切な支払い方法を選ぶことで、治療費を安く抑えられるでしょう。
矯正装置の装着時間を守る
取り外せる矯正装置の場合、装着時間を守ることで、治療が長引くリスクを減らせます。費用を安く抑えることにもつながるでしょう。
マウスピース矯正で、装着時間が短いことによってマウスピースの作り直しが必要になり、追加費用が発生するケースも多いです。追加費用を発生させないために、担当の歯科医師からの指示を守りましょう。定期的に歯科医院に通うことも重要です。
まとめ
今回は、小児矯正の費用や、小児矯正で使用する装置、小児矯正を安くする方法をご紹介しました。
小児矯正の費用を安くする方法は、安価な装置を選ぶ、部分矯正で治療できるか検討する、適切な支払方法を選ぶなどが挙げられます。取り外せる矯正装置の場合、装着時間を守ることも重要です。
小児矯正は原則として自由診療になるので、保険適用外となります。治療目的で小児矯正を受ける場合は医療費控除の対象となるので、申請するとよいでしょう。
小児矯正を検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。