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2024.07.18

虫歯が痛むときはどうしたらいい?応急処置としてはいけないこと

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

虫歯のイメージ画像

「虫歯が痛むときの対処法を知りたい」「虫歯が痛むときにやってはいけないことってあるの?」「虫歯を予防する方法を教えてほしい」とお悩みではありませんか。

虫歯とは、歯の表面が細菌によって侵食され、ズキズキとした痛みを引き起こす歯の病気です。適切な対策を取らなければ、歯を失うことになりかねません。

そこで本記事では、虫歯が痛むときの応急処置や避けるべき行動、加えて虫歯を予防する方法などについて詳しく解説します。虫歯に悩んでいる方や予防方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

虫歯の原因

虫歯の原因イメージ

虫歯は、ミュータンス菌という細菌が原因で引き起こされる病気です。ミュータンス菌は、私たちが普段摂取する食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養にして歯垢(プラーク)を作り、そのプラーク内で酸を生成します。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯を発生させます。

初期の段階では痛みは少なく、歯の表面がざらつく程度ですが、進行すると穴が開き、痛みを伴うことがあります。虫歯は自然に治ることはなく、日頃からの丁寧な歯みがきやセルフケアが必要です。歯に違和感をおぼえたら、早めに歯科医院で診てもらい、早期治療を受けましょう。

虫歯が痛むときの応急処置

内服薬の画像

虫歯は痛いけどすぐに歯医者には行けないという状況もあるかもしれません。そのようなときは、以下の5つの応急処置を試すことで、痛みを一時的に和らげることができます。

ただし、あくまでも一時的な対処法に過ぎないため、できるだけ早めに歯科医院で診察を受けることが大切です。

・痛み止めを使用する
・塩水でうがいをする
・患部を冷やす
・優しくブラッシングする
・ツボを押す

それぞれ詳しく解説します。

痛み止めを使用する

虫歯の症状がひどい場合は、痛み止めを使用することで痛みを和らげることが可能です。

ただし、痛みがひどいからといって大量に服用することは、副作用や健康被害を引き起こす可能性があるため避けてください。あくまでも一時的に痛みを抑えるために服用するようにして、なるべく早めに歯科医師に相談しましょう。

塩水でうがいをする

塩水でうがいをすると、歯がしみる心配が少なく、塩の抗菌作用により口内の菌を減らすことができます。水でうがいをするよりも、一時的な痛みの抑制に効果が期待できるでしょう。

患部を冷やす

虫歯の痛みは、細菌が引き起こす炎症により歯髄内の血流が増加し、神経が圧迫されることで発生します。冷たいタオルや冷却シートを頬に当て、患部周辺を冷やすことで血流を抑えることができ、痛みを和らげる効果が期待できるでしょう。

ただし、痛みを感じる歯に直接氷を当てるのは避けましょう。直接冷やすと神経を刺激し、かえって痛みが増す可能性があります。

優しくブラッシングする

歯垢や食べカスが溜まっていると、菌の活動が活発になり、痛みが強くなる可能性があります。対処法としては、口腔内を清潔に保つことが重要です。歯ブラシが届きにくい部分に付着した汚れはデンタルフロスなどの補助清掃用具を使用して除去しましょう。

また、歯みがきだけでなく、口をゆすぐことも、細かい食べカスを取り除くのに効果的です。直接歯ブラシを当てるのが難しい場合は、優しく口をゆすいで汚れを取り除きましょう。

ツボを押す

虫歯が痛むときの応急処置として、合谷(ごうこく)と呼ばれるツボを押す方法があります。合谷は手の人差し指と親指の骨が合流するところにあり、押すとわずかに痛みを感じますが、2〜3分ほど押すと虫歯の痛みが和らぐ場合があります。

合谷を刺激することで、脳内伝達物質であるβ-エンドルフィンが分泌され、鎮痛作用によって痛みを和らげる効果があるのです。痛みが強いときには、合谷のツボ押しを試してみるとよいでしょう。

虫歯が痛むときにしてはいけないこと

アルコールのイメージ画像

ここまで、虫歯が痛むときの応急処置について解説してきました。

一方で、虫歯が痛むときにしてはいけないことも多々あります。ここからは、虫歯が痛むときにしてはいけないことについて解説します。虫歯が痛むときにしてはいけないことは、以下の4つです。

・アルコール摂取
・たばこ
・入浴・運動
・患部への刺激

それぞれ詳しく解説します。

アルコール摂取

飲酒は血行をよくする行為です。虫歯で歯が痛んでいるときに飲酒をすると、血行がよくなって痛みが増す可能性が高いでしょう。たとえ痛み止めを服用していたとしても、飲酒によって血流がよくなると、再びズキズキとした痛みが生じる可能性があります。

たばこ

たばこを吸うことで唾液量が減少し、口の中が乾燥しやすくなります。唾液には口内の汚れを洗い流す作用があるため、唾液量が減少すると汚れが口内に残りやすくなり、衛生状態が悪化します。口内が不衛生になることで細菌が活発化し、虫歯の痛みが悪化する可能性は高いです。

入浴・運動

激しい運動をすると、アルコールと同じように血行がよくなるので、歯の痛みを助長する要因となります。運動量が増すほど、激しい痛みを引き起こす可能性が高いので注意が必要です。

また、入浴も血行を良くします。そのため、虫歯の痛みがひどいときには、軽めのシャワーにとどめたほうがよいでしょう。サウナやマッサージも血行を良くするため、虫歯が痛いときは避けてください。

歯に痛みを感じる際には、血行がよくなるような行動は避け、できるだけ安静にするよう心がけましょう。

患部への刺激

患部に強い刺激を加えると痛みが悪化するため、避けるべきです。痛みが気になるからといって触ったり刺激を与えたりするのは良くありません。

たとえば、虫歯の黒い部分や炎症が気になるからといって、歯ブラシで激しくこすったり指で触ったりすると、痛みがさらにひどくなる可能性があります。食べかすなどが詰まっている場合は、歯ブラシでゴシゴシ磨くのではなく、優しく取り除くようにしてください。

さらに、冷たいものや辛いものなども虫歯に刺激を与えることになるため、食事の際も注意が必要です。虫歯が痛いときは、刺激を避け、口内を清潔に保つことが大切です。

虫歯を予防する方法

歯磨きをしている女性

虫歯が痛くなってから治療を行うと、治療時にも痛みを感じる場合が多いです。そのため、日常的なケアをして、虫歯の予防に努めることが大切なのです。ここからは、虫歯を予防する効果的な方法を3つご紹介します。

・正しい歯みがきを徹底する
・定期的に歯科検診を受ける
・生活習慣を改善する

それぞれ詳しく解説します。

正しい歯みがきを徹底する

虫歯は、歯みがきを適切に行うことで予防することができます。虫歯ができる原因は、歯みがきの頻度や方法に問題がある場合が多いです。毎食後に歯を磨くことが望ましいですが、時間が取れない場合でも、就寝前の歯みがきは必ず行うようにしましょう。

歯ブラシだけでは十分に汚れを取り除くことが難しいため、デンタルフロスや歯間ブラシを活用して、歯と歯の間の汚れもしっかり取り除くことが重要です。

正しい歯みがきの方法がわからない場合は、一度歯科医院で相談してみてください。専門家の指導を受けることで、より効果的に虫歯を予防できるでしょう。

定期的に歯科検診を受ける

虫歯を予防するためには、定期的に歯科検診を受けることも重要です。定期的に検診を受けることで虫歯の早期発見に繋がり、早期に治療を行うことで進行を防ぐことができます。

また、定期検診では、自分では取り除けない汚れをプロの手でキレイにしてもらうこともできます。さらに、検診の際にフッ素を塗布してもらうことで、虫歯予防の効果を高めることも可能です。

生活習慣を改善する

虫歯予防には、生活習慣の改善が重要です。甘いものの摂りすぎは虫歯の進行を助長するため、控えましょう。とくに、喫煙や飲酒は口腔内の健康に悪影響を与えるため、頻度を減らすことが望ましいです。

また、適度な水分摂取も大切です。水を飲むことで口内を洗浄し、唾液の分泌を促進します。唾液には抗菌作用があり、虫歯菌の増殖を抑える効果があります。これらの生活習慣を見直すことで、虫歯のリスクを大幅に減らすことが可能です。

まとめ

歯が痛い女性

本記事では、虫歯が痛むときの応急処置や避けるべき行動、虫歯を予防する方法について解説しました。

痛み止めの使用や塩水でのうがい、患部を冷やすなどの方法で一時的に虫歯の痛みを和らげることは可能ですが、根本的な治療を行うためには早急に歯科医院での診察が必要です。

虫歯の予防には正しい歯みがきの実践や定期的な歯科検診、加えて生活習慣の改善が重要です。日頃からのケアと予防策を徹底し、虫歯によるトラブルを未然に防ぎましょう。

虫歯にお悩みの方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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