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2024.06.20

虫歯治療後どれくらい経ったら食事をしてもいい?注意点も解説!

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

食事をしている夫婦

虫歯治療を受けたあと、多くの方が疑問に思うのが「どれくらい経ったら食事をしても良いのか」ということです。虫歯治療後は歯や口腔内が敏感になるため、食事のタイミングを守ることが重要です。

この記事では、虫歯治療後の食事に関する注意点や控えるべき食べ物・飲み物について詳しく解説します。

虫歯治療後の食事に関する注意点

テーブルに置かれた数枚のクラッカー

まずは、虫歯治療後の食事に関する注意点について解説します。

麻酔がきいている間は食事をしてはいけない

虫歯治療後に特に注意すべき点は、麻酔が完全に切れるまで食事をしないことです。麻酔が効いている間に食事をすると、無意識に頬や舌を噛んでしまう危険性があります。

麻酔が切れるまでの時間には個人差がありますが、一般的には23時間程度です。完全に感覚が戻ったことを確認してから食事をしましょう。

硬い食べ物を避ける

治療後の歯は非常にデリケートな状態にあります。特に硬い食べ物は避けましょう。硬い食べ物を噛むことで、詰め物が外れたり、治療箇所に負担がかかり痛みを引き起こしたりすることがあります。

例えば、ナッツ類や硬いクラッカー、硬い野菜などは控えることが推奨されます。これらの食べ物は治療箇所に大きな負荷を与え、回復を遅らせる原因となるためです。

さらに、硬い食べ物は歯の表面を傷つける可能性もあり、詰め物が外れるだけでなく、新たな虫歯の原因となることもあります。そのため、虫歯治療後はできるだけ柔らかい食べ物を選び、歯に負担をかけないようにすることが重要なのです。

辛い食べ物を控える

虫歯治療後の数日は、刺激の少ない食べ物を選ぶように心がけましょう。辛い食べ物は、口腔内の粘膜に刺激を与えるため、治療後のデリケートな状態の歯や歯茎には不適切です。

唐辛子やスパイスの多い料理は、歯や口腔内に不要な刺激を与え、痛みや不快感を引き起こす可能性があります。辛い食べ物を摂取することで、口腔内の炎症が悪化する可能性もあります。特に、口内炎や歯茎の腫れがある場合は、辛い食べ物は避けましょう。

極端に熱い・冷たい食べ物や飲み物は避ける

虫歯治療後の数日は歯が非常に敏感になっています。極端に熱いまたは冷たい食べ物や飲み物は、治療箇所に不快感や痛みを引き起こすことがあります。温度の急激な変化が歯に与える影響は大きく、特に治療直後の歯はこの変化に対して非常に敏感です。

特に冷たいアイスクリームや氷、熱いスープや飲み物は控えてください。治療後の歯が受ける刺激を最小限に抑えることができます。

虫歯治療後どれくらい経ったら食事をしてもいい?

虫歯治療後どれくらい経ったら食事をしてもいいかイメージ

虫歯治療後どれくらい経てば食事を再開できるのでしょうか。一般的な目安は以下のとおりです。

麻酔が効いている場合

麻酔が完全に切れるまで(23時間程度)は食事を避ける必要があります。麻酔が効いているときに食事をすると、無意識のうちに頬や舌を噛んでしまう危険性があるからです。これは特に子どもや高齢者に多く見られるトラブルです。

麻酔が切れる時間には個人差がありますが、完全に感覚が戻ったことを確認してから食事を始めることが重要です。

詰め物や被せ物を装着した場合

詰め物や被せ物を装着した場合、接着剤がしっかりと固まるまで待つ必要があります。一般的には治療後30分〜1時間程度経過してから食事を再開するのが良いとされています。

この間、食事を避けることで、詰め物や被せ物が外れるのを防ぐことができます。特に硬い食べ物や粘着性のある食べ物は避けましょう。

根管治療を行った場合

根管治療後は歯が非常に敏感になるため、特に注意が必要です。治療当日は柔らかい食事を心がけ、翌日から通常の食事を再開するのが一般的です。

根管治療後は、一時的に痛みや違和感が生じることがあるので、食事を再開する際は少量ずつ慎重に行うことが推奨されます。

虫歯治療後はどのような食事がよい?

野菜が多く入ったスープ

虫歯治療後の数日間は、歯に負担をかけない柔らかい食べ物を選びましょう。具体的には、以下のとおりです。

スープ

温かいスープは口当たりがよく、栄養も豊富です。野菜スープやポタージュなど、消化が良くて栄養バランスの取れたスープがよいでしょう。

特に、野菜をたっぷり使ったスープはビタミンやミネラルが豊富で、回復を助ける栄養素が含まれています。また、スープは飲み込みやすく、治療箇所に負担をかけません。

ヨーグルト

ヨーグルトは滑らかな食感で消化も良く、歯に負担をかけません。腸内環境を整える効果も期待できます。特に、無糖のプレーンヨーグルトは健康に良く、歯や口腔内の健康をサポートします。フルーツを加えることで、栄養価をさらに高めることが可能です。

煮込み野菜

柔らかく煮た野菜もよいでしょう。例えば、にんじん・ズッキーニ・カボチャなどです。これらの野菜はビタミンやミネラルが豊富で、免疫力を高める効果があります。煮込み野菜は味が染み込みやすいため、美味しくいただけるでしょう。

オートミール

柔らかく調理したオートミールは歯に優しいです。ミルクや水で煮ることで、さらに口当たりがよくなります。オートミールは食物繊維が豊富で、消化にも良いため、胃腸にも優しいです。

マッシュポテト

マッシュポテトもよいでしょう。柔らかく、栄養価も高いためです。バターやミルクを加えることで、より滑らかな食感になります。また、ビタミンCやカリウムが豊富で、体の回復をサポートします。

虫歯治療後に控えたほうがよい食べ物・飲み物とは?

ビールの画像

虫歯治療後の歯を守るために、以下の食べ物や飲み物は避けましょう。

硬い食べ物

虫歯治療後、硬い食べ物は避けましょう。治療した箇所に過度な力がかかり、詰め物が外れたり、歯が割れたりする可能性があります。特に、硬いキャンディーやパンの硬い部分などは、治療箇所に大きな負担をかけます。

これらの食べ物は、治療箇所の回復を遅らせるだけでなく、新たなダメージを引き起こすリスクもあるため避けたほうがよいでしょう。治療箇所だけでなく隣接する歯にも影響を及ぼし、全体的な口腔健康に悪影響を与えることがあります。

さらに、硬い食べ物は歯肉を傷つけ、炎症や出血を引き起こすこともあるため注意が必要です。虫歯治療後は柔らかい食べ物を選びましょう。

極端に熱い・冷たい飲み物

虫歯治療後は極端に熱い・冷たい飲み物はさけましょう。極端に熱い・冷たい飲み物は、歯の神経を刺激し、痛みを引き起こす可能性があります。また、極端な温度変化は詰め物や被せ物の接着剤にも影響を与える可能性があります。

虫歯治療後は熱い・冷たい飲み物を避け、歯に余計な負担をかけないようにすることが大切です。

粘着性のある食べ物

キャラメルやグミなど、粘着性のある食べ物は控えましょう。粘着性の食べ物を口にすると詰め物や被せ物が取れる恐れがあります。これにより、再治療が必要になることもあるでしょう。

また、粘着性のある食べ物は歯の表面に残りやすく、細菌の繁殖を促進するため、虫歯の再発リスクも高まります。口腔内の清潔を保つためにも、治療後はできるだけ避けることが望ましいです。

酸性の飲み物

酸性度が高い飲み物は歯にダメージを与える可能性があります。酸性の飲み物は歯のエナメル質を溶かし、さらに虫歯を悪化させることがあります。特に炭酸飲料は、酸性度が高いです。酸性の飲み物を飲んだあと、すぐに口をすすぐことで酸の影響を減らすことができます。エナメル質が弱っている状態では、酸性の飲み物によるダメージを受けやすいため、治療後の数日は控えましょう。

アルコール

アルコールは口腔内の回復を遅らせる可能性があるため、治療後は控えることが望ましいです。口腔内の乾燥を引き起こし、自然な治癒プロセスを妨げることがあります。治療後の数日はアルコールを控え、水分補給を心がけることが大切です。

さらに、アルコールが体内のビタミン吸収を妨げることもあるため、回復を遅らせるだけでなく、全身の健康にも影響を与えることがあります。アルコールを避けることで、治療後の口腔環境を整え、早期の回復を期待できます。

まとめ

食事をしている若い女性

この記事では、虫歯治療後の食事に関する注意点について解説しました。

虫歯治療後、麻酔が効いている間は食事を避けてください。感覚がない状態で食事をすると、頬や舌を噛んでしまう可能性があるためです。また、硬い食べ物も治療箇所に負担がかかるため避けましょう。

虫歯治療後はスープや煮込み野菜などの柔らかい物を食べ、治療箇所に負担をかけないようにしてください。

虫歯にお悩みの方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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