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2024.06.13

歯石の予防と除去方法とは?歯石ができる原因も解説

こんにちは。神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科です。

模型と歯石のイメージ画像

歯石は、口腔内の健康に悪影響を及ぼす厄介な存在です。歯石が蓄積すると、歯周病や口臭の原因となり、歯の健康を脅かします。

「どうして歯石ができるの?」「歯石を予防するためにはどうしたらいいの?」という疑問をおもちの方もいるでしょう。

この記事では、歯石ができる原因や予防方法について解説します。歯科医院で行う歯石の除去方法や頻度についても解説しますので、歯石にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも歯石とは

歯石とは何か分からず考えている男性

歯石とは、口腔内に残った歯垢が石灰化して硬くなったものです。歯垢は約2日で石灰化がはじまり、歯石になります。この硬くなった歯石は、ふだんの歯磨きでは除去できません。

歯石自体は酸や毒素を出しませんが、表面がザラザラしているため汚れが付着しやすく、細菌が増殖しやすい環境を作ります。その結果、歯周病や口臭の原因となるのです。

歯石を除去するためには、定期的に歯科医院を受診して、プロフェッショナルクリーニングを受ける必要があります。

歯石ができる原因

歯石ができる原因イメージ

歯石は歯垢が硬くなったものです。口腔内の唾液に含まれるカルシウムが歯垢と結びつくと石灰化して歯石になります。また、歯茎から出る浸出液や血液が歯垢と結びつくことでも歯石が形成されます。

歯石は細菌の塊であり、そのまま放置すると歯や歯茎にダメージを与え、歯周病や口臭の原因となります。そのため、歯石をしっかり除去することと歯石ができないように予防することが重要なのです。

歯石を予防するポイント

歯石を予防するポイントイメージ

歯石を予防するためには日々のケアが重要です。日常のブラッシングだけでは完全に歯垢を除去することはできないため、定期的な歯科医院でのクリーニングが欠かせません。

定期的なプロフェッショナルケアと日々のセルフケアを組み合わせて、歯石の形成を防ぎ、健康な口腔環境を維持しましょう。

ここでは、歯石を予防するためのポイントを解説します。

毎日しっかりと歯磨きを行う

歯石を予防するためには、毎日の歯磨きをしっかりと行うことが基本です。歯ブラシで歯垢を取り除くことで、歯石の形成を防ぎます。

しかし、歯ブラシだけでは不十分な場合も多いです。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯と歯の間に付着した汚れも効果的に取り除くことができます。これらのツールを使って、隅々まできれいに保つことが重要です。

マウスウォッシュを使用する

マウスウォッシュの使用も効果的です。マウスウォッシュを使用することで、口腔内の清潔を保つことができます。

ただし、マウスウォッシュは歯磨きの仕上げに使用するのが基本です。マウスウォッシュは口腔内の細菌を一時的に減少させることができますが、歯垢や歯石を完全に取り除くことはできません。

マウスウォッシュは、歯磨きやフロス、歯間ブラシと併用することで、口腔内の清潔を保ち、口臭や歯周病、虫歯の予防に役立ちます。マウスウォッシュのみで口腔ケアを終わらせることは避けましょう。

口腔内の健康を保つためには、歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシで汚れを落としたうえでマウスウォッシュを使用することが有効なのです。

食生活を見直す

歯石を予防するためには、食生活を見直し、必要に応じて改善する必要があります。糖分の多い飲み物やスナック菓子は控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。

リンゴやニンジンなど、歯の表面を磨く効果のある食品を積極的に取り入れることも効果的です。これらの食品は、歯垢の付着を防ぎ、歯石予防につながります。

歯科医院でクリーニングを受ける

定期的な歯科医院でのクリーニングも、歯石予防に欠かせません。歯科医院ではふだんの歯磨きでは落とし切れない汚れを専用の機械や器具を使って除去します。そのため、歯石だけでなく虫歯や歯周病の予防にも効果的です。

また、歯科医院でクリーニングを受けることで、歯石を確実に取り除くことができます。適切な頻度で歯科医院を受診し、プロのクリーニングを受けることで、歯石の蓄積を防ぎ、口腔内の健康を維持できるのです。

歯科医院で行う歯石除去の方法

歯石除去をしている様子

歯科医院で歯石除去を行う際には、主に超音波スケーラーとハンドスケーラーの2種類の器具を使用します。以下にそれぞれの特徴を解説します。

超音波スケーラー

歯科医院で歯石除去を行う場合、超音波スケーラーがよく使用されます。これは、超音波の振動を用いて歯石を取り除く方法です。

具体的には、歯石と歯の接着部分に超音波の振動を与えることで歯石を浮き上がらせ、効率的に除去します。広い範囲にわたる歯石も除去できます。

超音波スケーラーを使用するメリットは、歯石除去の効率が高いことです。歯石が多くある場合でも、迅速かつ効果的に歯石を取り除くことができます。

一方、超音波スケーラーを使用した場合のデメリットも考慮しなければなりません。使用中の独特な音や振動が不快に感じられることがあります。また、知覚過敏の症状が現れることもあるでしょう。

なお、超音波スケーラーは心臓ペースメーカーを装着している方には使用できません。超音波スケーラーによる振動が心臓に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

ハンドスケーラー

歯科医院で歯石除去を行う際、ハンドスケーラーという器具も使用されます。ハンドスケーラーは、超音波スケーラーでは届きにくい歯周ポケットの奥や歯と歯茎の境目にある歯石を除去するのに適しています。また、歯石の量が少ない場合にも使用されます。

ハンドスケーラーを使用するメリットは、歯周ポケットなど細かい部分に付着した歯石も除去できる点です。さらに、歯の表面への刺激が少ない点もメリットといえるでしょう。

一方、ハンドスケーラーのデメリットとしては、超音波スケーラーに比べて歯石除去の効率が劣ることが挙げられます。また、手動で歯石を除去するため、時間がかかる点もデメリットといえるでしょう。

歯石除去の頻度

歯石除去の頻度イメージ

歯石除去の適切な頻度は、3ヶ月〜半年に1回が推奨されています。歯石は丁寧に歯磨きを行っていても徐々に蓄積してしまうため、定期的に除去してもらう必要があるのです。

鏡で見たときに歯石が見当たらなくても、歯の裏側や歯と歯茎の境目などに歯石ができていることがよくあります。自己判断するのではなく、歯科医院で確認・除去してもらうことが重要です。

特に歯石がつきやすい方は、2か月に1回の頻度で歯科医院を受診するとよいでしょう。唾液の質や生活習慣によっては、3ヶ月〜半年に1回の頻度では不十分な場合があるためです。

歯の健康を守り、健全な口内環境を保つためにも、定期的に歯科医院で歯石を除去してもらいましょう。

まとめ

歯石除去によって綺麗な口元になった女性

歯石は、口腔内に残った歯垢が石灰化して硬くなったものです。通常の歯磨きでは除去できません。歯石が蓄積すると、歯周病や口臭の原因となるため、定期的に歯科医院で除去してもらう必要があります。

歯石を予防するためには、毎日しっかりと歯磨きを行うことが重要です。デンタルフロスや歯間ブラシも使用して、歯と歯の間に付着した歯垢もしっかり落としましょう。また、食生活も見直し、糖分の多い食品を多く摂取している場合には避けることが大切です。

歯科医院では、超音波スケーラーやハンドスケーラーを使用して歯石を除去します。歯石除去の頻度は3ヶ月〜半年に1回が理想です。歯石がつきやすい方は2ヶ月に1回の頻度で歯科医院を受診するとよいでしょう。

定期的なプロフェッショナルケアと日常のセルフケアを組み合わせて、健康な口腔環境を維持しましょう。

予防歯科を検討されている方は、神戸市中央区「新神戸駅」より徒歩3分にある医療法人アートセンター歯科 新神戸アート歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

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