メタルフリー・ノンメタル治療

メタルフリー・
ノンメタル治療とは

メタルフリー・ノンメタル治療とはメタルフリー・ノンメタル治療とは、金属を使わない治療方法です。
日本の保険診療での虫歯治療では主に銀歯を使用しますが、銀歯は金属アレルギーを引き起こしたり、金属から微弱電流が生じて脳活動に影響を及ぼし、頭痛や関節痛を悪化させる原因になることがあります。
当院ではこのようなアレルギーを起こさず、患者様やスタッフの健康を守るため、本来の歯の色に近い十分な強度があるセラミックやジルコニアを使用しております。
また、金属は海外ではほとんど使用されておらず、近年の日本でもメタルフリー治療を希望される方が増えています。当院では見た目の美しさだけでなく、長期的な健康に繋がるよう、メタルフリー・ノンメタル治療をおすすめしています。

歯の治療後、
こんな症状はありませんか?

歯の治療後、こんな症状はありませんか?

  • 肩こり
  • 眼精疲労
  • 偏頭痛
  • 関節痛
  • 不眠
  • 肌荒れ
  • めまい
  • 疲労

その症状、銀歯が原因かも!

その症状、銀歯が原因かも!

お口の中に金属を放置しているとことで、金属アレルギーを発症させたり、肝臓や腎臓などの臓器に機能障害が起きることがあります。
さらに金属から出ている微弱電流は、自律神経を乱し、頭痛や関節痛を悪化させます。
腐食もしやすいことから、隙間ができて虫歯が再発するリスクも多く見られます。
このように心身共に様々な悪影響を及ぼしますので、当院ではセラミックやジルコニアで修復されることをおすすめしております。

銀歯が及ぼす影響

金属アレルギー

銀歯が及ぼす影響の中でも注意すべきなのが金属アレルギーです。長期間使用することによって劣化し、腐食した金属がイオン化して溶け出します。また、血中に取り込まれることにより金属アレルギーを引き起こす場合があります。肌荒れや頭痛、肩こり、だるさなどが慢性的に起きる場合は金属アレルギーが原因かもしれません。

歯ぐきへの色素沈着
(メタルタトゥー)

被せ物や差し歯の金属が溶け出して歯茎に沈着すると、歯茎が黒ずんだり、変色を起こします。このように、被せ物から溶け出した金属イオンや金属を削った際の削片によって歯肉が黒く変色してしまう現象をメタルタトゥーと呼びます。
レーザーや薬剤を用いる治療法や、歯肉を切除する治療法などがありますが、深く歯肉内部まで変色している場合はすべてを除去することは非常に困難です。そのため、 金属を使わないメタルフリー治療はこのような予防にも効果的です。

2次カリエス(虫歯)

2次カリエスとは、虫歯治療を行った部分が再び虫歯になることです。主な原因は、銀歯の劣化が考えられます。歯と詰め物や被せ物の間に隙間ができ、虫歯菌が入ってしまうことで虫歯が発生しやすくなります。
現在の日本の保険治療で認められている詰め物やセメントは、長期の維持が難しいと言われています。自由診療では長く維持することができる詰め物やセメントを用いることができますので、2次カリエスの予防に効果的です。

笑ったときに見た目が気になる

笑ったときや食事をする際など、口を開いたときに銀歯が気になり、手で口を覆ってしまうお悩みがある方も多くみられます。白い歯列の中で、銀歯は目立ってしまいますが、メタルフリー治療では白く美しいセラミック素材を使用します。天然の歯に近く、自然な見た目を実現できるうえに、金属ではない素材のため、安全性が非常に高い点もメリットのひとつです。

銀歯の種類と危険性

パラジウム合金とは

保険適用の一般的な歯科治療に使われている銀歯は、「パラジウム合金」という金属です。
パラジウム合金は金属であるため、硬くて力がかかる部分でも使えるメリットがあります。しかし、噛み合わせによって反対側の歯を傷つけてしまったり、金属アレルギーを引き起こすことがあります。

パラジウム合金の危険性

パラジウム合金は、金属アレルギーの主な原因となり、金属と接触する部分に炎症が起きたり、舌に痛みが出ることもあります。
さらに、お口とは関係のない部位にも影響し、皮膚疾患やかゆみ、脱毛、頭痛、肩こり、ほてり、めまいなどの症状がみられることもあります。

アマルガムとは

アマルガムは、銀の詰め物のことで、治療後再び虫歯になりにくい素材として使用されてきました。無機水銀と言われ、安全だと言われてきましたが、近年ではアレルギー、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、頭痛などのさまざまな症状が多くみられています。

アマルガムの危険性

アマルガムは水銀を約50%も含んでおり、口腔内で劣化し、腐食し続けます。水銀から出る蒸気は体内に吸収され、内臓に蓄積されていきます。そのため、アトピー性皮膚炎や、肩こり・腰痛・頭痛・不眠・めまい・耳鳴りなど、さまざまな症状を引き起こす危険があります。

当院が取り扱っている
メタルフリー素材

レジン充填
(前歯の白いつめもの)

レジン充填(前歯の白いつめもの)レジン充填とは虫歯をとった穴につめる樹脂製の素材です。型を取る必要が無いため、即日治療ができたり、金属やセラミックと比べ、削る量が少なく済むメリットがあります。
近年のレジン充填の材質は非常に向上しており、接着力や強度も優れています。

ジルコニア・セラミックインレー(臼歯の白いつめもの)

ジルコニア・セラミックインレー(臼歯の白いつめもの)ジルコニアは、歯科において必要である耐久性、耐熱性、耐食性などを併せ持つ理想的な素材です。医療では人工関節やインプラントなどでも使用され、さまざまな分野で重宝されています。非常に丈夫な上に、アレルギーの心配がなく、天然の歯の色味を再現でき、審美的に優れているため、白いダイヤモンドとも呼ばれています。
セラミックよりも硬く、割れたり欠けたりするリスクも少ないため、セラミックで欠けてしまったことがある方にも最適です。

ジルコニア・セラミッククラウン(白いかぶせ)

ジルコニア・セラミッククラウン(白いかぶせ)ジルコニア・セラミッククラウンは、この二種類のセラミックの良さを組み合わせた素材です。白いダイアモンドと呼ばれるジルコニアをフレームとし、セラミックを表層にすることで透明感のある美しさが特徴です。さらに金属のような強度を兼ね備えた、審美性と機能性に優れている素材です。

メタルフリー・
ノンメタル治療の症例

case1:68歳:女性

case1:68歳:女性

【主訴】

2年前から、胃腸が弱くなり体調不良が続く。親戚(「本当に怖い歯の詰め物」訳者)から歯のかぶせの金属が原因の場合もある、と聞いて来院。
パラジウムや水銀などの除去を希望。

【治療内容】

15本のパラジウム合金をセラミック修復へ
アマルガム(水銀)を1本除去

【治療費と治療期間】

約220万円/約4か月(来院日数約20回)

【副作用やリスク】

治療に際して、神経を抜く事があります。 神経を抜いた場合は、稀に根に感染を起こすことがあります。 神経を残した場合でも、冷水痛が生じる可能性があります。 麻酔が切れた際に、痛みや冷水痛を生じる可能性があります。 歯を削る必要があります。 治療箇所周囲の健康な歯を削る場合があります。 被せ物や詰め物は経年劣化が起こる場合があります。

case2:78歳:女性

case2:78歳:女性

【主訴】

テレビで歯の金属が健康に良くないと知り、知人に相談したところ、パラジウム合金は外したほうがいいと勧められたので除去してセラミック修復を希望。

【治療内容】

13本のパラジウム合金をセラミックに変える

【治療費と治療期間】

約180万円/約5か月(来院日数:22回)

【副作用やリスク】

治療に際して、神経を抜く事があります。 神経を抜いた場合は、稀に根に感染を起こすことがあります。 神経を残した場合でも、冷水痛が生じる可能性があります。 麻酔が切れた際に、痛みや冷水痛を生じる可能性があります。 歯を削る必要があります。 治療箇所周囲の健康な歯を削る場合があります。 被せ物や詰め物は経年劣化が起こる場合があります。

case3:51歳:男性

case3:51歳:男性

【主訴】

以前に抜歯してそのままになっているところにインプラントを入れたい。仕事柄、人に会うことが多い。また、写真撮影の時などで見た目が悪く気になるので銀歯を白い歯に変えたい。

【治療内容】

14本のパラジウム合金をセラミック、ジルコニアへ変え、内2本はインプラント

【治療費と治療期間】

約350万円/約1年(来院日数:25回)

【副作用やリスク】

治療に際して、神経を抜く事があります。 神経を抜いた場合は、稀に根に感染を起こすことがあります。 神経を残した場合でも、冷水痛が生じる可能性があります。 麻酔が切れた際に、痛みや冷水痛を生じる可能性があります。 歯を削る必要があります。 治療箇所周囲の健康な歯を削る場合があります。 被せ物や詰め物は経年劣化が起こる場合があります。

case4:20歳:女性

case4:20歳:女性

【主訴】
  • 歯軋り、くいしばりの癖がある
  • 朝起きて口臭が気になる
  • 偏頭痛持ち(2日に1度鎮痛薬を服用)
  • 携帯電話を良く使う
  • 貧血はしないがしばしば立ちくらみ
【治療内容】

アマルガム(水銀)を1本除去しセラミック修復

【治療費と治療期間】

約20万円/約1ヶ月(来院日数:4回)

【副作用やリスク】

治療に際して、神経を抜く事があります。 神経を抜いた場合は、稀に根に感染を起こすことがあります。 神経を残した場合でも、冷水痛が生じる可能性があります。 麻酔が切れた際に、痛みや冷水痛を生じる可能性があります。 歯を削る必要があります。 治療箇所周囲の健康な歯を削る場合があります。 被せ物や詰め物は経年劣化が起こる場合があります。

当院では金属アレルギー検査を
行っております

リンパ球刺激試験(DLST)

リンパ球刺激試験(DLST)

リンパ球刺激試験(DLST)は、血液検査のみで金属アレルギーの診断が可能です。リンパ球は抗原刺激を受け、免疫反応に関与することで、核酸合成やタンパク合成が活発になって免疫担当細胞として分化していきます。この反応を利用し、患者様のリンパ球に金属イオンを加えて原因を判定する試験です。

以下のような症状がある方は、金属アレルギーが悪化する前に検査されることをお勧め致します。

  • ピアスやネックレス、時計などのアクセアリーをつけると赤くなる
  • 湿疹がある
  • 肌荒れしやすい
  • アトピー皮膚炎
  • 花粉症

その他、気になる症状がございましたらご相談ください。

リンパ球刺激試験検査の流れ

1血液採取

最初に採血を行います。血液採取で3種類の金属アレルギーの有無が分かります。

2解折

血液内にあるリンパ球に検査の対象である金属イオンを加えて反応を確認します。

3検査結果

検査結果をご説明致します。

4治療提案

検査結果をもとに、患者様に合った今後の治療をご提案致します。ご不明点など、どんなことでもご相談ください。

メタルフリー・
ノンメタル治療の
費用や治療期間

レジン充填
(前歯の白いつめもの)
40,000~50,000円(税別)
ジルコニア・セラミックインレー
(臼歯の白いつめもの)
100,000円(税別)
ジルコニア・セラミッククラウン
(白いかぶせ)
140,000円(税別)

※上記はドックスベスト法、マイクロ診療、型どり、セットなど全て含む料金です。
※しみるなどの症状があったり、虫歯が深い場合は歯髄回復法で+20,000円(税別)
※治療本数により来院頂く回数は、異なります。診察時にご説明致します。

治療期間・回数

口腔内の状態や治療内容により異なります。

副作用・リスク等について

  • 治療に際して、神経を抜く事があります。
  • 神経を抜いた場合は、稀に根に感染を起こすことがあります。
  • 神経を残した場合でも、冷水痛が生じる可能性があります。
  • 麻酔が切れた際に、痛みや冷水痛を生じる可能性があります。
  • 歯を削る必要があります。
  • 治療箇所周囲の健康な歯を削る場合があります。
  • 被せ物や詰め物は経年劣化が起こる場合があります。
expand_less
お電話でのお問い合わせ 078-231-1115 Web予約 TOPへ戻る メールでのお問い合わせ