近年では、「金属アレルギーが心配……」「奥歯でも笑った時、銀歯が見えてしまう」などの理由で、セラミックでの治療を希望される方が増えています。
奥歯を白い歯にする方法は、大きく分けると2つあります。1つ目は、自費診療で受けるセラミック治療で、2つ目は、ハイブリッドセラミックをCAD/CAMで削り出して被せ物を作る治療です。当院ではセラミック治療を行っておりますので、ご検討されている方はご相談ください。

当院では、金属を一切使わない「メタルフリー治療」を行っております。
銀歯は奥歯にも使用できるほど強固なもので、保険診療の対象にもなります。しかし、口内で溶け出して、金属アレルギーや歯茎の変色を引き起こすというデメリットも存在します。
セラミックを使った治療には「アレルギー・変色のリスクがない」「自然な見た目になる」「汚れが付きにくく、虫歯・歯周病のリスクが低い」というメリットがあります。
そのため当院では、金属の素材を使わずに、セラミックを使用した治療を提供しています。

一昔前の日本では、「アマルガム」という金属が多くの歯科医院で使われていました。
アマルガムとは、水銀が40～50％含まれている金属のことで、銀とスズ、銅、亜鉛も含まれています。欧米では早く使用が禁止されていましたが、日本では1970～80年代辺りまで、奥歯の詰め物として一般的に使用されていました。 アマルガムには様々な金属が含まれているため、金属アレルギーを引き起こすリスクが高い傾向にあります。金属アレルギーは、金属が水分に触れることでイオン化し、体内のタンパク質と結びつくことで発症します。
特に口内にある金属は、常に唾液と触れているため、イオン化が起こりやすいのです。昔の銀歯が残っている方は、ぜひ一度、歯科医院で診てもらうことをお勧めします。